<   2018年 01月 ( 16 )   > この月の画像一覧

サクラ下の平屋はそろそろ仕上げ工事。ソト工事は…今はムリ。

サクラ下の平屋はそろそろ仕上げ工事に突入できそう。
木工事は細かな納まりを要求している箇所がいくつもあるので簡単にはいかないのですが、要求をこなしてくれる大工さんには頭が下がります。
そして出来てしまえば何の変哲もないように見えてしまうような仕事。
どこにエネルギーが注がれているのかは、明確にはプロにしかわかりにくいので、一見なんでそんなにかかるのだろうと思われる可能性はあるものの、プロでなくとも確実に「なんかいい。なんか綺麗」を感じ取れる空気をつくりだす。
それが手仕事の良さだと思いますし、一見して苦労が見えるようではまだまだ考えが浅い部分ではないかと思っています。
いろいろな手仕事でつくられるモノをみると、一見ホントに普通すぎるけど、明らかに違いがあるモノってありますよね?
そんなそっと寄り添うような仕事を目指したいと思っています。
わかりやすさや見た目の派手さは、ファーストインパクトで終わってしまって継続しない。
その派手さはずっと続くと胃もたれを起こしそう。
暮らしの工房はそこにこだわるよりも、永い暮らしの中で寄り添う住まいでありたいと思っています。
手仕事はやった満足感ではなく、さりげなく寄り添うための優しさをつくる。
それを職人さんもわかっているからこそ、大切に大切に家づくりをしていただけます。
そんなサクラ下の平屋も、家具造作工事の終わりが見えてきて、そろそろ仕上げの段階。

家の中はそんな段階でも、外はどうにもなりません。
f0325671_10493354.jpg
f0325671_10495311.jpg
今年は雪が多くて、外構工事ができるのか…
ソトとのナカの関係性の重要性をお伝えすることの多い見学会。
今回はソト未完成の可能性も…だけど、上記した通り冬ならではの空間の感じ方に集中できるのもいいのかもしれない。
高気密高断熱の高性能は当たり前の住まいで、内部空間を豊かにする手仕事の仕掛けを今回は感じてもらえればと思います。

お問い合わせ頂けると、前もって見学会情報をお伝えしますので、お気軽にお問い合わせ下さい。


[PR]
by kurashi-no-kobo | 2018-01-31 10:48 | げんば | Comments(0)

日本エコハウス大賞シンポジウムに参加。

先週は日本エコハウス大賞シンポジウムに。
第2回大賞の設計島建築事務所三浦さんの基調講演から始まり、第一次審査での振り返り、各審査員の先生方の10分リレートークととても濃ゆい内容のシンポジウムで時間があっという間でした。
f0325671_14424173.jpg
第一次審査の振り返りでは、公開審査されていない奨励賞や審査員賞の作品についても取り上げられました。
シンポジウムの数日前に、審査の経緯を弊社作品(ケヤキ下の小さな住まい)で行いたいと連絡を頂き、今後の成長のためにも即承諾。ドキドキ楽しみにしながらシンポジウムを聞いていました。
暮らしの工房の作品は審査員賞堀部安嗣賞を受賞していましたが、なんと、一次審査最終段階まで、多数の審査員の評価があり、大賞候補の4つのうちの一つになっていたとか。
そんな中、土壇場で逆転負けを喫して大賞候補から漏れてしまったという、少しドラマティックな展開があったとのこと。
そこで何が良くて何がダメか…という審査での議論が公開されます。
「綺麗に設計されていて、性能も十分」
という評価はやってきたことに自信が持てました。
逆転で私を大賞候補から外したというのが堀部さん。
「綺麗なだけで、で?って感じ。脳みそに汗をかいていない。伊礼さんの真似でしょ。なんちゃって伊礼だからオリジナルのアプローチがない」
という評価を受け、大賞候補が手からこぼれていきました…

実は表彰式の時に堀部さんから直接そのことを伝えられて以来悩んでいること。
私の設計の基本が伊礼さんの教えにあるから、今までずっとそれを軸に設計をしてきました。
「いつまでもそんなことをしていてはいけないよ」
と堀部さんからいただいた言葉はそれ以来の私の課題。
そんなうちに秘めていた課題を170人ほどの前で公開されました(笑)

ポジティブに捉えれば、ある一定レベルまで到達している知らせでもあるのかなぁと捉えることもできます。
この先からは長く奥が深い建築道があり、その道の入り口にたどり着くことができたのかとも思います。
折れるプライドはそもそも持ち合わせていなかったので、その先にまだまだたくさんのことが広がっていることも見えました。
いわゆる「のびしろ」ですね。
経験値を積んでレベルアップして建築ダンジョンを探し当てた。
普通にしてたらたどり着かなかった場所なのかなと思うとワクワクします。

以前、「守破離」について記事にあげたことがありますが、実は堀部さんから頂いた直後の記事でした。
「型を守って型に就き、型を破って型へ出て、型を離れて型を生む」
確実にレベルアップを感じた瞬間でした。

シンポジウムが終わり、交流会時にみなさんからかけて頂いた言葉は優しい言葉ばかり(泣)
それだけサンドバック感強かったかな(笑)
だけど、こういったコンテストに出す機会もあまりなかった中で、しっかりと講評して頂けることは、またとない機会であり、役得だったと感じています。
前向きにしかとらえてないのは、単純に評価対象になって嬉しいという方が強いからか…こういった点がまだまだなんだなぁ(笑)

大きく逸脱することは考えていませんが、自分なりの挑戦はこれから始まるのかなぁと思いますし、暮らしの工房の家に住まう人にさらに良い環境になるよう、さらに良い住まいを提供できるよう、次のステップへ進みたい。
ぜんぜん答えが見つからないけど、長く続く建築はこれから始まるのかな。

[PR]
by kurashi-no-kobo | 2018-01-30 14:42 | 日常 | Comments(2)

設計事務所+飲食店の「社食堂」へ。

先日は日本エコハウス大賞シンポジウムに参加するために東京へ。
シンポジウムではいろいろと考えることがあって、その後から、正確に言えば11月の日本エコハウス大賞の表彰式の時からの悩みに、解決は全くしないけど自分自身の今がわかるきっかけになりました。
思いっきり個別の課題を大勢の前で突きつけられたことは、これまでに無い経験でとても嬉しい経験、役得だったと思います。
そして、終わった後の皆さんの優しい言葉に感謝しながら、成長しようと思える、ポジティブにとらえるとここまで来たんだと思える、私にとって感慨深い特別な時間でした。
この件に関してはなかなかすぐまとめられないのでまた後日ブログ記事にいたします。

そんなシンポジウムの前に、行ってみたいと思っていた代々木上原の「社食堂」へ。
f0325671_10164098.jpg
社食堂は、設計事務所が運営する食堂?カフェ。
設計事務所で働く人のための社食でありながら一般の人も利用できる社会のカフェ。
設計事務所と飲食店がミックスした形態。
これを手がけるのはサポーズデザインオフィス(谷尻誠+吉田愛)。
今をときめく建築家の東京事務所です。
上越市では、新しくできたペントラッチャさんの建物に携わったところ。
建築ができる領域がどんどん広がっていく様子を体験したく訪れました。
f0325671_10164275.jpg
店内は想像以上に設計事務所スペースとカフェスペースが融合されています。
境界がなく混じり合っている感覚はとても不思議で新鮮な感覚。
奥で普通に仕事してるし、全く違和感なし(笑)
場をつくる魅力に満ち溢れている。
これって設計事務所でなくてもどの業態の組み合わせでも面白い。
そしてそれを提案できるのが建築が持つ力ではないかと思います。
f0325671_10164530.jpg
一般客が普通にランチやカフェをしている奥のスペースで打ち合わせ?会議?をしている模様。
普段どんなことをしているのか謎めいている設計事務所の仕事を、いわば裏側の仕事を表に裏返してみるとメチャクチャ新鮮だなぁと思います。
設計事務所の生態がわかるのもいい。
裏を表に、相容れないものをミックスすることで、衝撃的に化学変化が起きて、どこにもない場が生まれる。
建築は建てる、つくるだけではないことをまじまじと感じました。
そしてこの「場」をつくること、いい塩梅にかき混ぜ加減をすることが建築の仕事にしかできないこと。
建築が担う領域がどんどん広がっていることを実感しました。
ここで得た感覚をどこかで発揮できればいいなぁ。
f0325671_10164754.jpg
もちろん設計事務所だけあって本棚には建築本がたくさん。
いろいろな毛色の本が置いてある。
これを見た後に自分の本棚を見てみると、同系統の自分が好む本しか置いていないことに気づきました。
あれもこれもできます。なんていう気はさらさらないけど、いろいろ見聞を広げて自分のフィルターを通すことは大切だなぁと今思います。
f0325671_10165051.jpg
ご飯は日替わりメニューやカレー、親子丼、海鮮丼など。
海鮮丼をチョイス。
f0325671_10170657.jpg
本事務所がある広島の名産、広島レモンのスカッシュだったかサワーだったか(笑)
せっかくなんで頂いておきました。
新しい感覚が詰まった場所。
オススメです。

[PR]
by kurashi-no-kobo | 2018-01-27 10:03 | おでかけ | Comments(0)

実施設計が終わったら。

次に着工を控える住まいの実施設計が終了。
家というのは周辺環境によって決まってくるというのが、今回の住まいはとても重要でした。
周辺環境からいろいろなことを守ったり、享受したりを深く考えながら、気持ちよく暮らせる住まいを計画。
敷地や諸条件のやりとりがとてもやりがいのある設計でした。
春の訪れとともに着工を迎えるべく、次は見積もり業務になります。
f0325671_13243772.jpg


[PR]
by kurashi-no-kobo | 2018-01-23 13:24 | 仕事の風景 | Comments(0)

学生の課題発表会に参加。

先日、新潟工科大学の2年生の設計発表会に参加してきました。
設計課題は柏崎市の商店街の一角に建つ店舗付き住宅。
店舗は自由設定ということでなかなか難しいところですが、店舗の持つ役割や社会との関わり、改善、場をつくり社会をよくしていくという提案は、建築をする上でも、仕事をする上でも重要なことではないかと思います。
そういった点でも、店舗付き住宅は問題提起や解決アイディアとしてとっかかりやすい課題です。
建築は独りよがりではない。
建築の目的が明確になるための課題だといえます。
f0325671_10261865.jpg
学生の発表に対して、一言、二言、三言ぐらい(笑)、自分のことは棚に上げて講評なんぞもしたりして。
普段の設計アプローチや考え方、社会との関わりなんかを、遠慮しながら好き勝手言わせてもらいました。

この経験は自分の考える原点に改めて気づく機会でもあったと思います。
改めて思ったことは内に秘めますが、仕事を通して活動していければと思います。
初めての経験はとても楽しかったです。



[PR]
by kurashi-no-kobo | 2018-01-20 10:24 | 仕事の風景 | Comments(0)

設計中の住宅の地盤調査。

冬明けに着工を目指している住宅の地盤調査を行いました。
先週の雪で出来るのか…降らないうちに地盤調査やるべきだった…と思ったけど、あれよあれよと雪がなくなりました。
建築場所は、過去最高に目立つ場所。
きっとこれ以上は今後もなかなかないだろう。
難しい周辺環境になかなか手こずりながら設計。
この地だからこその住宅になったと思います。
よくいくパン屋さんも近いし、言うことない環境です(笑)
f0325671_11424023.jpg
地盤調査はスウェーデン式サウンディング試験というもので行います。
1cm2の棒の上に100kgの重りを乗せて沈めていきます。
地面に力がない(柔らかい)とズブズブと棒は貫入され、硬いと止まります。
自沈するところは全くダメ。
自沈が止まったところから今度は回転を加えて貫入させていきます。
この回転数と貫入量によって地盤の強さを換算値で調べていくのが地盤調査です。

この方法がスウェーデン式サウンディング試験なのですが、学生が勉強したり、建築士の勉強をするための教科書では、スウェーデン式サウンディング試験の様式がちょっと違うので、初見では少し戸惑います。
これってスウェーデン式サウンディング試験なのかと。
それは、教科書には下のような写真が掲載されているから。(画像はネットから拝借。)
f0325671_12170945.jpg
手動のスウェーデン式サウンディング試験が教科書には載っていて、自動とえらい様相が違います。
手動は25kgづつ重りを追加して2人で回転させていき、地盤の様子を見ます。
この方法は、仕事をして以来経験したことはありません。
この方式を取ることはあるのか尋ねたら、住宅ではありえないそうです。
それは手間の問題ということではなく、住宅の地盤保証では自動式でないと認められないということらしい。

じゃあもう手動式って意味ないじゃん。
と思ったらそうでなく、土木工事などの公共では自動ではダメで、手動でなければ認められないとか。
なんだかよくわからない状況です(笑)

でもまぁ、教科書に載せるには手動式の方がわかりやすいかなと思います。


[PR]
by kurashi-no-kobo | 2018-01-19 11:40 | げんば | Comments(0)

雪を遊びつくせ〜オーナー写真から〜

ひとつ屋根の2世帯住宅のオーナーさんより、先週の大寒波の様子を写真でいただきましたのでご紹介。
「家の中は暖かいし晴れた次の日の雪は子供の遊び場に。暮らしの工房冬スタイルを満喫しました。」
と、大雪の中も楽しく過ごせたようです。
冬は冬の暮らしを楽しむ、「日本の北欧的な雪国スタイルを紹介して下さい」となんとも嬉しいフレーズや心意気に感謝です。
「テレビで流れてるような大変な事ばかりではないし。楽しみも沢山ありますよね。」
と、この地に住む暮らしの本質のようなことを体現されているオーナーさん。
この意識が冬の暮らし方にプラスになっていることは間違いありません。
私自身も見習いたいところです。
f0325671_08223386.jpg
雪に反射して、普段じゃ伝わらない灯りの届き方をする庭は、雪が降った時の楽しみでもあります。
f0325671_08223548.jpg
新たに植えた庭木は雑木のように自然にありたいので、雪で枝が折れても気にすることはありません。(気にしなければ)
雪が美しい雪国の樹木を育ててくれる。
冬でも庭木に臆することなく楽しめると思います。
f0325671_08223758.jpg
玄関が直接外に面することがない暮らしの工房仕様。
雪に対しても一息つくことができるので、冬場はとても重宝します。
f0325671_08223900.jpg
軒が深い効果は出ていると思います。
軒下は歴然と積雪量が少ない。
これがあるから暖かな家の中で、降る雪をゆっくりと鑑賞もできます。
照明器具周りに覆った雪。灯りをつけると幻想的。
今は照明器具がほとんどLEDなので、熱が発生しにくく、雪が溶けないのも功を奏している。
f0325671_08224185.jpg
晴れた時はコントラストがはっきりして美しい。
雪止めの先の雪は、暖かくなり溶けてくると切れて落ちてくるので注意です。
f0325671_08225930.jpg
竪穴式住居的なかまくら。
これだけあれば下にほれるよね(笑)
雪の上で食事ができる庭っていうのもいいかもしれない。
着込んで雪庭で鍋とか、冬のソトメシこそ家先しかできない(やりたくない)ことかもしれません。
f0325671_08230146.jpg
冬の雪は嫌なことばかりでなくて(除雪は大変ですが)、楽しもうと思えばいくらでも楽しめる。
基本的な不快(寒いなど)を解消してあげれば、冬の暮らしを楽しむ方向に向けることができると思っています。
冬が長い北欧では、灯りを楽しんだり、家具を楽しんだり、冬を豊かに過ごす暮らしの工夫がなされてきて、それが世界に発信される文化になっているようです。
その地だからこそ楽しめることを醸成していくことが、暮らしには大切なのだと思って家づくりをしているし、北欧の冬の暮らし方には大いに参考にしていることがたくさんあります。
そう考えているからこそ、「日本の北欧的な雪国スタイル」と表現してくださったことがとても嬉しい。
こんな暮らし方、考え方を体現できるオーナーさんにも感服します。
ありがとうございます。

[PR]
by kurashi-no-kobo | 2018-01-18 08:20 | オーナーさんの暮らしぶり | Comments(0)

事務所は烏龍茶。

わりとコーヒーが好きだから、仕事中の息抜きにはコーヒーなのですが、冬なので事務所の飲み物をお茶にしてみました。
上越市高田の月蓮茶荘さんの黒烏龍茶オリジナルブレンド。
香りがよく飲みやすい。
しばらくは打ち合わせ時に、コーヒーではなくお茶をお出ししようと思います。
f0325671_17142784.jpg
昨日の打ち合わせで出したお茶。
まだまだ出るだろうと、2日間継続して使っていますが、何度目だろう…さすがに色も付きにくく、味も白湯にほんのり味がある程度になってきました(笑)

[PR]
by kurashi-no-kobo | 2018-01-17 17:09 | 日常 | Comments(0)

HEAT20G2グレード。

現在設計中のエネルギー計算を。
暮らしの工房標準仕様で進めながら、ただ準防火地域ということで、いつもの窓が使えず防火仕様の窓を使う箇所がほとんど。
防火仕様の窓は複層ガラスのスペーサーが金属なので、今の標準仕様の樹脂スペーサーよりも少し熱が伝わりやすくなります。
金属スペーサーはガラスに接している部分で結露が樹脂スペーサーよりも生じやすいのです。
そんな準防火地域で設計する住まい。
どれぐらいの性能が出るかなぁと思っていました。
結果はUA値0.34。
標準仕様では届かないと思っていたHEAT20のG2グレードになっていた。
UA値は熱の逃げにくさを表し、小さいほど熱が逃げない(温まりやすい、冷房は冷えやすい)値を数値化したもの。
f0325671_09560773.jpg
このUA値0.34とはどれぐらいの数値なのかというと…(上越市(旧上越市)が該当するⅤ地域というもので考えてみると。)

2020年住宅業界に衝撃が起き、できない会社は淘汰されると言われている省エネ基準適合義務化(性能の義務化)では、UA値が0.87。
長期優良住宅などの性能もここをクリアが大前提。省エネ基準の最高位がここの数値という、とてもハードルの低い値となっています。
まだまだこれではぜんぜん足りてないし、省エネ住宅とは言えない。ということでゼロエネルギー住宅(ZEH)の基準では、UA値を0.6にしなさいという基準。

国が進める基準では、健康的で無駄なく快適に過ごすことが不十分であるということで団体が設けたランクがHEAT20のG1グレードとG2グレード。
G1グレードはUA値0.48。
G2グレードはUA値0.34。
(単純に考えれば国の最低レベルよりも倍以上断熱を厚くしなさいというぐらいの基準)

国が定める基準(建築基準法など)はあくまで最低レベルなので、そこから上の設定が作り手には求められるし、住まい手も本来気にしなければならないものだと思います。

2020年から義務化といえ、今から建てるのであれば当然国が定めた基準はクリアしていなければなりません。
そうでないと、2年後には建てた住まいが既存不適合の住まいになってしまうのです。
だから、当然作り手はそのことを意識しなければなりませんが、その真意は果たしてどうなのか…他社さんのことはよくわからないので、住まい手自身が確かめる必要が家づくりにはあるかと思います。

暮らしの工房では、コストバランスを考慮して、無駄なくいける標準仕様がG1グレードを超える0.4前後で提供しているのです。
これ以上を望むのであれば、窓をもっといい性能のものに、断熱を外にも出してもっと厚くといった、コストがモノを言うようになるので、この辺りは要望に応じてプラスアルファすればいいかなぁと思っている基準。

当然、設計中の住まいも0.4ぐらい(サッシが少し性能落ちるからもう少し悪いかなぁ)と思ってエネルギー計算していたら、まさかこG2グレード、0.34。

なぜだろう…って思い考えてみたら、周辺敷地との関係で見たくない、開きたくない箇所が多い、防火窓という高額な窓を使うため、窓を無駄に多くしたくないということから、今まで以上に窓周りに関して気を使って絞り込んで設計していることが考えられます。
窓は熱が逃げやすい箇所なので、少ないと数値が良くなる傾向に。

ここら辺が数字計算マジック。
見せかけだけの数値に固執すると、何の為の住まいかわからなくなるのですが、数値競争していくと、窓を小さくしたり、分母が大きくなるようにしたり、不自由を強いることもあるでしょう。
わかりやすい数値化は、不毛なやり合いになりかねない。

私は、暮らしの工房仕様がどれぐらいの性能を持つのかを把握しているのが大事で、後の細かな数値は結果論だと思っています。
一つの目安として捉えながら、どのような家づくりが住まい手にとって有益か判断しながら家づくりをしたいです。

[PR]
by kurashi-no-kobo | 2018-01-15 09:55 | 仕事の風景 | Comments(0)

雪の灯りは美しい。

ここ数日で辺り一面真っ白になりましたね。
雪はなかなかきついけど、全てを白く覆い尽くす様子はなかなかキレイ。
さらに夜は少しも灯りでも反射してふわっとした明るい景色になる。
さらに静かでとても落ち着いた気持ちになります。(降り続くハラハラとは裏腹に)
そんな雪景色が好きです。
街灯に雪が被さり、雪のシェードが出来上がり。
こんな柔らかな光を持つ照明いいなぁ。
f0325671_16332146.jpg
この雪効果によるほんわかした明るさを室内でも再現したいなぁと思っています。
そのための一つとして、天井に照明器具をつけないということをしています。
それは光源が遠いところにあると暗くなってしまうため。
外を大きな室内だと捉えた時に、空(天井)に光源はなく、街灯などが必要なところを照らしています。
雪があるとより一層そのことを理解できるのですが、光は物体に当たる(反射)と明るさとして認識できるため、色というのも大切。
さらに、当たる物の素材感(雪は柔らかい)もとても重要。
それらをいろいろと検討しながら、落ち着きのある空間をつくりたいと思っています。

雪はどうしたって降るもの。
除雪を終えて疲れた体を癒すにはどうしたらいいか。
お風呂に入って温まるのもいい。
ふと、家の中ぬくぬくしながら降り続く雪を眺めてご飯や晩酌もいいなぁと思いました。
障子やスクリーンを開けて、庭に降る雪を見ながら、ほんのり明るく静かな外を眺める。
しんしんと降る雪を見るのも飽きないなぁと思った昨晩。
そのためには結露しない、寒くないサッシが不可欠。エコハウスは暮らしの楽しさをつくってくれます。
降るものはどうしたって降るのだから、ひとしきり頑張ったら、あきらめてみるのも雪国の暮らし方(笑)
夜はゆっくり落ち着いて、また朝、雪と格闘すればいい。
だってどうにもならないし。
そう思った昨晩でした。(昨夜はそれほどでよかった…)



[PR]
by kurashi-no-kobo | 2018-01-13 16:32 | 日常 | Comments(2)


新潟県上越市で住まいをつくる暮らしの工房の、家づくり、暮らしづくりのあれこれや日常の記録


by 暮らしの工房 

プロフィールを見る
画像一覧

カテゴリ

全体
会社概要
住まいづくりの約束事
イベント
仕事の風景
げんば
日常
オーナーさんの暮らしぶり
施工例(新築・リノベ)
 サクラ下の平屋
 ケヤキ下の小さな住まい
 ひとつ屋根の2世帯住宅
 雑木にひらく焼杉の住まい
 ソトとナカをつなぐ住まい
 稜線を望む住まい
 つなげあう高原の住まい
 つながる住まい
 新旧馴染み合う家
 ゆっくり暮らす家
 のびやかに暮らす家
 心地よい居場所のある家
上越風景採集
キッチンワーク
おでかけ
たべもの
モノコト

最新の記事

暮らしの工房ホームページをリ..
at 2018-07-31 18:57
オーナーさんの暮らしぶり。
at 2018-07-25 13:35
西本町の家、建て方。
at 2018-06-04 18:11
小林古径邸、長期休館。
at 2018-06-01 05:55
庭をつくる。
at 2018-05-30 10:24

以前の記事

2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月

記事ランキング

最新のコメント

ホームページリニューアル..
by kurashi-no-kobo at 16:35
弊社も近々にHPをリニュ..
by ame-no-michi at 09:54
倉敷、行ってみたいです。..
by kurashi-no-kobo at 06:27
倉敷にあるホテル、アイビ..
by nayacafe-2950 at 07:17
あまりに都内のホテルが高..
by kurashi-no-kobo at 17:20
池袋ですね。 私も一度..
by ame-no-michi at 12:36
住宅デザイン学校やKKB..
by kurashi-no-kobo at 06:22
良い横のつながりですね。..
by ame-no-michi at 19:23
また見ていただけると幸い..
by kurashi-no-kobo at 15:48
いろいろなところに居場所..
by ame-no-michi at 09:25

画像一覧

ブログジャンル

建築・プロダクト
北陸