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家具がつくる空間と居場所。アイ×暮らしの工房プロジェクト。

昨日は長野へ。
アメニティショップアイさんのプロジェクトの打ち合わせ。
アイさんのお店の2階のチェンジするにあたり、アイ×ima建築設計室×空間工房(長野の設計事務所と工務店)と、アイ×暮らしの工房の2つのプロジェクトが動き出します。

暮らしの工房としては、およそ18畳のスペースを活用して、造作ソファを展開しながら暮らしの工房らしい空間をつくるというもの。
そこで私が提案することは、「家具がつくる空間と居場所」というコンセプト。
暮らしの工房の家具の解釈を、視覚や感覚で捉えられるように空間をつくり、暮らしの中で家具がつくる空間を感じやすいようにしています。
スケルトン状態の空間に、できる限り工事の手数を少なくし、造作家具を散りばめながら、アイさんの主力である椅子達を適材適所に配置して、暮らしのシーンをつくろうとしています。

私がサラリーマン時代、アイさんで初めて買った椅子。(おそらく初めて来店した時ではなかろうか…)展示品を清水の舞台から飛び降りる気持ちで衝動買いして持ち帰ったpinoチェア。
部屋の一角に置いた時に、部屋が広く感じた感覚。
家具がつくる空間を感動的に感じたあの感覚を、今回のプロジェクトで出したい、提案したいと思っています。
家具がつくる空間と居場所。アイ×暮らしの工房プロジェクト。_f0325671_08015365.jpg
検討中の造作ソファの張地を見せてもらいました。
ウール生地の張地は質感がとてもいい。
これ、普通に使いたい。

空間に置く家具は、暮らしの工房がつくる家に合わせてアイさんが考える暮らしの工房らしさを作ってくれる。
それがとても楽しみ。

さて、6月中にはカタチにしなければならないプロジェクト。
7月開催予定の木の椅子展、今回は暮らしの工房オーナーさんにもファンが多いzagaku。
これまでにしっかりとカタチにしなければならない。
いろいろと忙しくバタバタしてきたけど、楽しみであるプロジェクト。
ご興味ある方は是非、ご覧下さい。
家具がつくる空間と居場所。アイ×暮らしの工房プロジェクト。_f0325671_08015563.jpg
と、せっかく長野のまで行ったので、池の水を全部抜いて外来生物を取り除いた善光寺を見てきました。
どんだけ綺麗で澄んだ池になったのかワクワク。
家具がつくる空間と居場所。アイ×暮らしの工房プロジェクト。_f0325671_08015640.jpg
あれ?いつもと変わらない…安定の淀んだモスグリーン。
テレビで見かけたのは間違えだったのか?
がっかりしながら池の前のお店の人に聞いて見たら、池の水を全部抜いて作業した後、しばらく底の泥を乾かしていたらしい。
そして水を戻した瞬間からこの色らしい…
そういうものなのか。
お店の人は外来種が居なくなったことを喜んでいた。
そして3月の寒空の下、芸能人でも一日中、一生懸命に作業をしていたという好印象を話してくれた。
だけど、見にくる人はみんながっかりして帰って行くらしい…私も多分に漏れずその一人(笑)
当事者じゃないと無責任になんでも言えて、どんな感情でも持ててしまう恥ずかしさだけが胸に残りました。

# by kurashi-no-kobo | 2018-05-29 07:52 | 仕事の風景

チェアリングと言うらしい。

ソトで何かをする、ご飯を食べたり、読書をしたり、それがとても気持ちがいいということを私は知っています。
季節が良くなるとついついソトへ暮らしの一部を出したくなる。
それほど気負いすることなく、行きつけのパン屋さんでパンを買ったり、コンビニで食べ物を買ったりもするし、お弁当を作ったりもする。
時にはソーメンを茹でてそのまま公園へ直行したり、パスタを作ってフライパンごと持って行ったこともある(笑)
キャンプなどのアウトドアを趣味に持っているわけではないけど、ソトで何かをするのは気持ちがいいので、お手軽に椅子一つで出来ることを休日に楽しんでいる。
木陰の下、心地いい風に包まれながらご飯を食べたり、読書をしたり、うたた寝をしたり。

そんな心地よさにあふれたライフスタイルを、住まいでもっともっとたくさん味わってもらいたい。そんな想いを持ちながら、お気軽にソトでゴハンなどが出来る庭や居場所の提案を家づくりの中で必ずする。
そんな暮らしを共通で求めているオーナーさんたちが多いのも、暮らしの工房ならではの家づくりかもしれない。

最近椅子一つを持ち出してソトでご飯を食べたり、飲んだりしながら過ごすことを、チェアリングという名があると知った。
チェアリングって名前をつけると、なんかそれらしく、一気におしゃれな感じが漂う(笑)
名前の威力ってすごいな。
ブームらしい。
ソトの心地よさとお手軽感がとてもいい。
チェアリングと言うらしい。_f0325671_08163517.jpg
昨日はパンを買って高田公園のお堀でゴハン。
チェアリングしてました。
今まではソトメシとかソトゴハンとか言ってたけど、これからはチェアリングと言うようにします(笑)

# by kurashi-no-kobo | 2018-05-28 08:10 | モノコト

地場のホッコクアカエビと家づくりに思うこと。

スーパーで激安だった地物ホッコクアカエビ。
激安故に小さく、サイズもバラバラ。
剥くのにかなりのストレスで、何匹身ごとちぎってしまったことか…
でも、その都度その場でパクリ。
甘くて濃厚な味わい。
超絶美味でした。
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地物、地場産の食は、安くて美味しい。
流通が発達した現代、いつでもどこの物でも食べることができるようになったからこそ、地場の旬、地場の価格の強みをより感じることが出来る。
その地で暮らす楽しみのような、お得感のような、他にはない優越感を得られる。

住宅をつくる材料においても、地場のモノを極力使いたいとは思っているのだけど、果たして食のような楽しみお得さ、その地ならではが、なり得るのだろうか…
地場材を使う意義はとても感じているけど、総合的に考えてまだまだ提供しにくい面が否めない。

地方にあるオーベルジュのように、シェフがその地の素材で最高も料理、環境を提供してくれるように、地方にいる住宅設計者として地場の素材で最高な暮らしの環境を提供できたらいいのに…というのが理想です。


# by kurashi-no-kobo | 2018-05-21 17:36 | キッチンワーク

家はまちなみ、風景をつくる。

家はまちなみ、風景をつくる。
切妻屋根が無秩序に並んでいる風景は好きだなぁ。
とても素朴で人的というか、暮らし的というか。
純粋さが滲み出て、あたたかみのような空気があって優しい感じがする。
写真に納めるから余計に感じるのかもしれないけど…こんな家をつくりたい。
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風景採取地:直江津

# by kurashi-no-kobo | 2018-05-18 11:01 | 上越風景採集

暮らしの工房の仕事。

住宅地に建つ伸びやかな平屋の住まいです。
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小さな住まいの中に、必要にして十分、プラスアルファの機能を設けた、伸びやかな住まいです。
シンボルとなるケヤキに開いた小さいけれど伸びやかに感じる住まい。
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生まれ育った家を建て直して2世帯の住まいをつくることになったオーナーさん。前の家とともにお父さんが手を入れ植えてきた庭木は、新しく始まる住まいでも脈々と続いていくところから住まいを計画。ひとつ屋根の下、生活を分離した2世帯の住まいでもそれぞれが気配を感じながら、お互いの邪魔をしない程度につながりを感じらるように計画した2世帯住宅です。
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南面に雑木が広がる緑豊かな環境の立地。その雑木につながるようにダイニングからデッキがのびる。雑木の緑や雪景色にとてもきれいに映える焼杉を外壁に使った住まい。
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-ソトとナカをつなぐ住まい-
時間の経過した密集した住宅地の中に、息苦しさを感じさせずコンパクトでソトと積極的につながりを持つ暮らしをつくろうと計画。ソトもナカもそれぞれがつなぎ合うことで、広がりをつくり、のびのびと暮らせる環境をつくろうとした住まい。
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-稜線を望む住まい-
新興住宅地の中で、遠くに稜線を望むことが出来る敷地。例外にもれず家がひしめき合う環境の中で、遠景と近景を取り入れて住宅地を感じさせな住まいをつくろうした住まい。
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-つなげあう高原の住まい-
増改築を繰り返してきた住まいを、断熱補強、耐力補強し、暮らしを整えて、高原のいい環境を家の中に存分に引込ました。あたたかく、家族がそれぞれ適度な距離をつくりながら、ゆるくつながっていくようにいろいろとリフォームした住まい。
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-つながる住まい-
2方向の道路に面した団地内に建つ。庭を介してうちとそとをつないだり、たくさんの心地よい居場所をつなぎ合わせることで、適宜自由に暮らしの距離を調整できる住まい。
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―新旧馴染み合う家―
断熱、自然素材化リフォームをしながら、家族の変化に合わせて減築を考えて暮らしを整えたリフォームしたすまい。大きな家から終の住処へと変化させました。
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―ゆっくり暮らす家―
インナーガレージの3階建て。見晴らしのいいロケーションの中にあり、外と気持ちよくつながる住まい。
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―のびやかに暮らす家―
新しい造成地の中から田んぼとつながる奥に開けた変形敷地を選択。田んぼとのつながりが家の中と一体となり、のびやかに暮らせる住まい。
「ハウジングこまち2014冬春号」巻頭特集、建てるなら、小さな家 掲載
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―心地よい居場所のある家―
団地内に建つ住まい。L型の住まいは閉ざされた敷地の中でも外とつながり、居場所をたくさんつくり、小さくても心地よく大きく暮らせる住まい。
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暮らしの工房 岡沢公成
住所:〒942‐0082 新潟県上越市国府3-6-35まほろば館Ⅱ-A
TEL:025‐512‐7546 FAX:025‐512‐4182
Mail:kurashiko@kurashinokobo.com

# by kurashi-no-kobo | 2018-05-16 10:01 | 施工例(新築・リノベ)


新潟県上越市で住まいをつくる暮らしの工房の、家づくり、暮らしづくりのあれこれや日常の記録


by 暮らしの工房