HEAT20G2グレード。

現在設計中のエネルギー計算を。
暮らしの工房標準仕様で進めながら、ただ準防火地域ということで、いつもの窓が使えず防火仕様の窓を使う箇所がほとんど。
防火仕様の窓は複層ガラスのスペーサーが金属なので、今の標準仕様の樹脂スペーサーよりも少し熱が伝わりやすくなります。
金属スペーサーはガラスに接している部分で結露が樹脂スペーサーよりも生じやすいのです。
そんな準防火地域で設計する住まい。
どれぐらいの性能が出るかなぁと思っていました。
結果はUA値0.34。
標準仕様では届かないと思っていたHEAT20のG2グレードになっていた。
UA値は熱の逃げにくさを表し、小さいほど熱が逃げない(温まりやすい、冷房は冷えやすい)値を数値化したもの。
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このUA値0.34とはどれぐらいの数値なのかというと…(上越市(旧上越市)が該当するⅤ地域というもので考えてみると。)

2020年住宅業界に衝撃が起き、できない会社は淘汰されると言われている省エネ基準適合義務化(性能の義務化)では、UA値が0.87。
長期優良住宅などの性能もここをクリアが大前提。省エネ基準の最高位がここの数値という、とてもハードルの低い値となっています。
まだまだこれではぜんぜん足りてないし、省エネ住宅とは言えない。ということでゼロエネルギー住宅(ZEH)の基準では、UA値を0.6にしなさいという基準。

国が進める基準では、健康的で無駄なく快適に過ごすことが不十分であるということで団体が設けたランクがHEAT20のG1グレードとG2グレード。
G1グレードはUA値0.48。
G2グレードはUA値0.34。
(単純に考えれば国の最低レベルよりも倍以上断熱を厚くしなさいというぐらいの基準)

国が定める基準(建築基準法など)はあくまで最低レベルなので、そこから上の設定が作り手には求められるし、住まい手も本来気にしなければならないものだと思います。

2020年から義務化といえ、今から建てるのであれば当然国が定めた基準はクリアしていなければなりません。
そうでないと、2年後には建てた住まいが既存不適合の住まいになってしまうのです。
だから、当然作り手はそのことを意識しなければなりませんが、その真意は果たしてどうなのか…他社さんのことはよくわからないので、住まい手自身が確かめる必要が家づくりにはあるかと思います。

暮らしの工房では、コストバランスを考慮して、無駄なくいける標準仕様がG1グレードを超える0.4前後で提供しているのです。
これ以上を望むのであれば、窓をもっといい性能のものに、断熱を外にも出してもっと厚くといった、コストがモノを言うようになるので、この辺りは要望に応じてプラスアルファすればいいかなぁと思っている基準。

当然、設計中の住まいも0.4ぐらい(サッシが少し性能落ちるからもう少し悪いかなぁ)と思ってエネルギー計算していたら、まさかこG2グレード、0.34。

なぜだろう…って思い考えてみたら、周辺敷地との関係で見たくない、開きたくない箇所が多い、防火窓という高額な窓を使うため、窓を無駄に多くしたくないということから、今まで以上に窓周りに関して気を使って絞り込んで設計していることが考えられます。
窓は熱が逃げやすい箇所なので、少ないと数値が良くなる傾向に。

ここら辺が数字計算マジック。
見せかけだけの数値に固執すると、何の為の住まいかわからなくなるのですが、数値競争していくと、窓を小さくしたり、分母が大きくなるようにしたり、不自由を強いることもあるでしょう。
わかりやすい数値化は、不毛なやり合いになりかねない。

私は、暮らしの工房仕様がどれぐらいの性能を持つのかを把握しているのが大事で、後の細かな数値は結果論だと思っています。
一つの目安として捉えながら、どのような家づくりが住まい手にとって有益か判断しながら家づくりをしたいです。

# by kurashi-no-kobo | 2018-01-15 09:55 | 仕事の風景 | Comments(0)

雪の灯りは美しい。

ここ数日で辺り一面真っ白になりましたね。
雪はなかなかきついけど、全てを白く覆い尽くす様子はなかなかキレイ。
さらに夜は少しも灯りでも反射してふわっとした明るい景色になる。
さらに静かでとても落ち着いた気持ちになります。(降り続くハラハラとは裏腹に)
そんな雪景色が好きです。
街灯に雪が被さり、雪のシェードが出来上がり。
こんな柔らかな光を持つ照明いいなぁ。
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この雪効果によるほんわかした明るさを室内でも再現したいなぁと思っています。
そのための一つとして、天井に照明器具をつけないということをしています。
それは光源が遠いところにあると暗くなってしまうため。
外を大きな室内だと捉えた時に、空(天井)に光源はなく、街灯などが必要なところを照らしています。
雪があるとより一層そのことを理解できるのですが、光は物体に当たる(反射)と明るさとして認識できるため、色というのも大切。
さらに、当たる物の素材感(雪は柔らかい)もとても重要。
それらをいろいろと検討しながら、落ち着きのある空間をつくりたいと思っています。

雪はどうしたって降るもの。
除雪を終えて疲れた体を癒すにはどうしたらいいか。
お風呂に入って温まるのもいい。
ふと、家の中ぬくぬくしながら降り続く雪を眺めてご飯や晩酌もいいなぁと思いました。
障子やスクリーンを開けて、庭に降る雪を見ながら、ほんのり明るく静かな外を眺める。
しんしんと降る雪を見るのも飽きないなぁと思った昨晩。
そのためには結露しない、寒くないサッシが不可欠。エコハウスは暮らしの楽しさをつくってくれます。
降るものはどうしたって降るのだから、ひとしきり頑張ったら、あきらめてみるのも雪国の暮らし方(笑)
夜はゆっくり落ち着いて、また朝、雪と格闘すればいい。
だってどうにもならないし。
そう思った昨晩でした。(昨夜はそれほどでよかった…)



# by kurashi-no-kobo | 2018-01-13 16:32 | 日常 | Comments(2)

ツンデレのツン。

そして今朝は、雪国のツンの部分が炸裂。
朝から一仕事です。
外出せずに設計に精を出すことにします。
みなさまも雪、お気をつけてください。
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# by kurashi-no-kobo | 2018-01-12 09:47 | 日常 | Comments(0)

雪国の朝。

雪国の朝。
昨夜は冷え切って雪が降っていたようで、樹木の小枝にもしっかり雪化粧。
あたりにどんより雲が見える中の晴れ間。
こういった瞬間がとても美しくキレイ。
緊張と緩和のような緩急が、より感情を揺さぶってくれます。
ツンデレ感タップリのご褒美は、住んでいないと体験できないこと。
雪国に暮らしていてよかったと思える瞬間。
雪害だけだと耐えられないけど、この感情を味わえるから好きになれる。
こういった感情を持てるような暮らしや住まいの仕掛けを計画したいと思っています。
それが雪国での家づくり。暮らしの工房の家づくり。豊かな家づくり。
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こんな天気の中で今日は1日缶詰。
3年に一度の建築士の定期講習。
永遠とテキストが読み上げられるのを聞く…


# by kurashi-no-kobo | 2018-01-11 11:08 | 日常 | Comments(0)

神社のアプローチ。

初詣は毎年五智の居多神社へ。
正月明けで行ったのでとっても空いていた。
ほとんど人もいないので、ゆっくりと。
神社全体のアプローチがとても面白いと思っています。
いろいろな神社を訪れる際は気になるポイント。
階段あり、鳥居をくぐり、建物までの間をどんな気分になり歩くのかを感じながら神社に訪れる。
境内に入る時からどう感じ取れるかを気にして見るととても面白いです。
f0325671_21490206.jpg
居多神社は参道で最後にちょっとだけズレる面白いカタチ。
建物の建て替えの影響?
屋根も崩れているので、あえての崩し?
それによるちょっとした油断が感じられる気がする。
なかなか正面にとらえにくい神社です(笑)


# by kurashi-no-kobo | 2018-01-09 21:48 | 日常 | Comments(0)


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